高倉健さんの「自分不器用ですから…」の言葉、態度にあこがれるというか、何か共感するSEは少なくないのではないか。SEは(当然器用な人もいるが)仕事のやり方、出世、恋愛などあらゆる面で不器用な面があると思う。
私もその一人である。それがSEのよい面でもあると思う

映画「それでも僕はやっていない」で、示談にすればすぐに釈放されると説得されても、「やっていません」と自分の信念を貫く。結末は映画(DVD)で見ていただきたいが、損と分かっていてもつらぬくのはSE流かと思う。ただ、それがいい結果になるかは分からない。どちらがいいのかも分からない。

「『クビ!』論」(朝日文庫)には、「ゴマスリは万国共通」というタイトルにて、「社員も一人のプロフェッショナルであるならば、自分の業績を評価してくれる人間とコミュニケーションを図り、最大限にまで認めさせようとすることは悪い事ではないと思います。」と述べられている。我々のような不器用なSEからすると、ゴマスリ(もしくは違うと思っても自分の考えを伝えない人も含む)は、悪としか考えていないかもしれないが、確かにその通りかもしれない。
「クビ!」論。
梅森 浩一
朝日新聞社
2003-06