ある程度の年になると、後輩から色々な相談をうけたり、ときには言いにくいことも言わなくてはいけないこともある。仕事のことを言うのはいいが、机の下がちらかってるとか、私用電話をしているとか、勤務態度面のことを言うのは嫌だなと思う。

社会人になると、怒るのが面倒になることや、面と向かって言わないことが礼儀ということもあり、怒らずに陰口をいったり、上司であれば悪い評価をつけたり、配置転換させたりと、ドライに社員を切り捨てることもあるのが現実であろう。
でも、せっかくの縁で出会った仲間なんだから、きちんと向き合って、本気で後輩の事を思うこともときには必要かと思う。
でも、怒ったり、育成したりするのはパワーがいる。しかも、嫌な顔をされることも多い。
ELTの持田香織さんの著書、「もちだより」(エンターブレイン)には、「スタッフの人たちも、意見をいいことも悪いことも言ってくれるようになったりするのは、きちんと向き合いたいという思いが伝わるからなのだと思いました」とある。
働きマン(3)(モーニングKC)には、「“怒る”てのは、そいつのこと引き受けるってことでもある」と述べられている。

私は、嫌な顔をされても、本気で向き合うことが大事ではないかと思う。

日本TVの「人生が変わる!1分間の深イイ話」(H23.6.13)にて、「書道って右手で書かなきゃだめですか」という左利きの女の子の質問に対し、武田双雲氏が「右手で書かなきゃいけないということはないよ」「でも、どっちでも書けた方がカッコイインじゃない?」と述べている。この言葉の使い方はすばらしいと思った。
「机の下をきれいにしなさい」ではなく、「仕事ができて、机の下もきれいだとカッコイイんじゃない」と言った方が、うけとる後輩もうれしいと思う。一度この言葉を使ってみたい。