仕事に対する価値観、出世に対する価値観は皆違うものである。意見は「異見」というだけあり、一緒にはならない。それに腹を立てる人もいるが、違うからこそ楽しいのである。皆同じだったらどれだけつまらない組織になるだろうか。業績も向上しないだろう。

笹倉鉄平さんの「笹倉鉄平 ヨーロッパ旅の画集」(求龍堂)のあとがきには、「物事が自分ひとりの『思うようにいかない』のは当たり前であって、むしろ『それで当然』と受けとめる方が、息苦しくならないし、逆に自由に生きられるのではないか、と思うのです」と述べられている。

そんな全く違う考えの人間同士が、違う考えを持ちながら同じ仕事をしているのも不思議なもので、これまた面白い。