SEの仕事は激務が多く、明日までに仕上げるために徹夜ですることもある。無理で急な仕事を依頼されても対処できるような体質にする方法もあるが、そもそもそうならないようにコントロールすべきという考えもあるだろう。
 突発的な仕事でやむを得ずやる場合もあれば、恒常的に、いつもギリギリの仕事をする場合もある。
 私もいつもどたばたの仕事ぶりで、約束の時間のギリギリに出発するから、走って、(ときにはタクシーに乗って、)ふーなんとか間に合ったというやり方である。これはお世辞にもよいとは言えないであろう。
 「ダンナ様はFBI(幻冬舎)」には、元FBI捜査官のご主人のいい言葉がたくさん書かれてある「青信号が点滅しても走って渡るな」という章で、「ちゃんと準備して仕事に臨むことが大切なのに、案外簡単に仕事がすんでしまったら、そう、まるで青信号点滅で渡ってしまうことができたら、その味を覚えてしまうだろ。そうすると緻密さがなくなり、ジタバタが習い性になり、とにかくそこそこで間に合えばいいという甘さが出てくるんだよ」と述べられている。
 確かに、心の余裕がないとミスもおこしやすい。正確さが求められるSEの仕事。私も緻密さを保てるようなやり方をしたい。それは生活習慣のゆとりから始まるのかもしれない。
ダンナ様はFBI
田中 ミエ
幻冬舎
2008-12


※補足
 実は違う理由でギリギリにやることもある。「〆切にならないとモチベーションがあがらない」とか、「早く仕上げてしまても「もっとやれ」とか違う仕事をふられる」など