ビジネスは小さい約束を守ることが信頼を勝ち取る方法だと思う。
例えば、「今度その本お貸ししますよ」と、つい言ってしまうことがある。相手からすると、社交辞令かなと思い、貸してくれなくてもそれほど傷つかない。
しかし、きちんと約束を覚えてくれて、その本を持ってきてくれると、「この人は信頼できるな」と思う。それが人間の心理だと思う。

見城徹氏の「編集者という病い」には「小さな約束も守れない奴に大きなことができるわけがない。例えばトイレ掃除のおばちゃんに『永遠の仔』が読みたいと言われ、その日に在庫がなければ、おばちゃんの当番の日を手帳に書き残し、次の機会にちゃんと渡せなければダメだと思う」と述べられている。
編集者という病い
見城 徹
太田出版
2007-02

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