
画像: 言った言わないでもめるSE(システムエンジニア)
SE(システムエンジニア)の仕事において、仕様変更というのは大きな悩みである。そのとき、イラストにあるようなトラブルにならないための対処策の一つ目が、「記録を残す」ことである。
SE(システムエンジニア)の皆様へのアンケート結果では、「記録を残す」がとても多かった。その意見の一部を紹介する。
「メール、文書などで証拠を残す(35歳男性)」
「会議の録音(49歳男性)」
「議事録は関係各位にメールをする(43歳男性)」
「議事録の相互チェックと承認(39歳女性)」
「知らないと言わせないよう、ドキュメントは共有し、承認印を必ずもらう(48歳男性)」
「履歴を文書に残すこと。議事録などの履歴は会議等が終了直後に配布し、修正点が無ければこれを正とする旨の但し書きを必ず入れ、責任の所在を50:50にする(44歳男性)」

たしかに、サインまでしてもらうと、お客様も反論しにくいですね。
でも、サインなんてしてくれないでしょう。
そうなんだ。だから、工夫がいる。たとえばであるが、議事録を2部作成し、お互いにサインする欄を設け、こちらが先にサインをし、先方にもサインをしてもらう。相手だけにサインをしてもらうと、嫌がられるが、こうすれば、相手の警戒も少なくなる。

会議が終わったらすぐに議事録を作ってサインをしてもらうの?
それが理想だが、現実には無理だろう。議事録をすぐにメールで送付し、確認をしてもらう。次の会議には議事録を読み合わせ、問題ないかを確認した上で、その場でサインをもらうことになる。
とはいえ、やり方はいろいろあるだろうから、これは一例と考えてほしい。
こういう地道なことも、SE(システムエンジニア)の大事な仕事なのである。面倒ではあるが、あとあと楽になるので、やっておいたほうがいいだろう。
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