SE(システムエンジニア)もサラリーマンであるから、異動はつきものである。
そんな異動であるが、異動はときに人生を変えることがある。
異動により、仕事の内容、職種、勤務地、役割、人間関係、多くのものが変化する。
勤務地変更で遠方なる場合には、その家族にも影響がでる。
一緒についていくか、単身で行ってもらうか。後者の場合にも、生活は変化が起きるだろう。

その人事権を持つのが上司だ。
どんな異動も、その人の考え方ややり方次第で、すべて成功になるだろう。だから、どんな人事をしようが正解という理屈もある。
しかし、現実論ではそうとは限らない。

上司の中に、このことを真剣に考えてくれる人がいる。
「人生を左右する」、その覚悟で人事をしてくれているのである。

当然、厳しい人事もする。
転居を伴う異動や厳しいお客様の担当につくこともある。
でもそれは、嫌がらせ人事ではない。そのSE(システムエンジニア)の成長を考えてのことだ。

 また、あえて昇進させないことを選ぶ場合も上司もいる。
もう少し経験させたりという理由もある。
ときに、管理者になるよりも、現場SE(システムエンジニア)の方が向いているとか、家庭環境を考えて、仕事の負担を軽減させるためだ。

人生は人それぞれであるし、正解は無い。
どんな道もすべて縁なのではあるが、少なくとも、上司が真剣に向き合ってくれているというとき、部下のSEはとてもうれしいものだ。

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