同じSE(システムエンジニア)の業務をしていても、大きく成長する人と、そうでない人がいる。その最大の理由に関して、私は「自らがやり遂げる」かどうかだと考えている。

SE(システムエンジニア)の仕事が成長するのは、間違いなく責任を持たされ、主体的にやった場合だ。一方、あまり成長できないのは、サブでの仕事であったり、責任を負わないような仕事をする場合だ。「社長と副社長の距離は、副社長と運転手の距離よりも遠い」と帝人の大屋晋三元社長が言われたそうだ。この言葉にはいろいろな意味があるだろうが、社長の責任の重さは副社長の責任の重さとは大きく違うことを表しているだろう。
(※また、マイクロソフトのスティーブバルマー氏は、「ナンバー1であることは、ナンバー2であることとこれだけ違うのか」(「革命者たち」朝日新聞 be 編集部)と述べている。
逆風を生きぬく革命者たち
朝日新聞be編集部
朝日新聞社
2006-02-07

ただ、これは、何でもリーダをやれということではない。組織の立場などにより、すべてのSE(システムエンジニア)がリーダをすることは難しいと思う。
しかし、リーダではなく、単なるメンバーSE(システムエンジニア)であったとしても、仕事において役割を責任をもらい、その役割における責任を全うする。これが、成長する方法である。
例えば、社内のネットワークを更改する場合、「設計は私がやらせてください」「設定は私が責任を持ってやります」と宣言すればいい。ついでに「先輩はゆっくりしていてください」と言ってもいいだろう。悪い気はされないはずだ。
恐らく、すんなりいくことは無いだろう。「やります!」と威勢はよかったのに、実際にはうまくいかず、メンバーに迷惑をかけることもあるだろう。でも、多少の迷惑をかけたとしても、自分が成長し、結果的に会社に貢献するというくらいのつもりでやりきるべきだ。