年収を上げる方法に関して、非常に冷めた意見を持つ方がいました。それは、実力をつけて、会社だけでなくお客様に認められることではありません。年収を増やすには、「給料が高い会社に入る(または転職)こと」「それはつまり大きい会社に入ること」という意見です。
SEの実力というのは、会社規模に影響されません。この意見に納得できなかった私は、「平成27年賃金構造基本統計調査」のデータを見ました。システムエンジニアとプログラマーの、企業規模別の年収を調べたのです。
その結果は以下です。残念ながら、彼が言っていたことはこのデータだけから見ると事実で、会社の規模、つまり大きい会社ほど、年収が多くなるのです。

企業規模

職種

年齢

年収

1,000人以上

システム・エンジニア

38.2

695.1

プログラマー

32.8

430.38

100999

システム・エンジニア

37.4

533.42

プログラマー

32.3

420.29

1099

システム・エンジニア

38.5

487.76

プログラマー

33.3

382.97

当然ながら、会社によってばらつきがあります。企業規模が小さくても、大企業よりたくさん給料をもらっていることもあるでしょう。しかし、この事実には、思い当たる節があります。たとえば、私立大学の情報システム部に派遣されたSEが、その働きを認めらえてその私立大学に採用されたと聞きました。その場合、給料が一気に2倍近くになったというのです。また、大手メーカのシステムを提案・構築する立場のベンダSEが、ベンダとしての仕事ぶりから、引き抜かれて給料が大きく上がったということもよく聞きます。
だから、SEとして仕事をするのであれば、大きな会社相手がいいというのです。
理屈はわからんでもないですが、他にも大事なことがあるような気がします…。