システム構築は何人かのプロジェクトで行われるため、社内に限らず、協力会社の人たちと共同で仕事をすることが多い。その時、仲間たちの高い技術力および段取りのよさ、的確な対応をする見事な仕事ぶりをみて、何とも言えずうれしい気持ちになる。日本の技術者は優秀だなあとつくづく思う。
でも、彼らがいろいろな面で恵まれているかというと、疑問に思うこともある。やりがいのある仕事を任せられていないと感じる人もたくさんいる。また、プロジェクトでは欠かせない重要人物であっても、名刺の肩書きを拝見すると、地位面でも評価されていないように思うときもあり、少し寂しく思う。
逆に、「あれ?」と思う人が高い役職についていることもある(世の常ですが・・・)。
でも、彼らがいろいろな面で恵まれているかというと、疑問に思うこともある。やりがいのある仕事を任せられていないと感じる人もたくさんいる。また、プロジェクトでは欠かせない重要人物であっても、名刺の肩書きを拝見すると、地位面でも評価されていないように思うときもあり、少し寂しく思う。
逆に、「あれ?」と思う人が高い役職についていることもある(世の常ですが・・・)。
人事というものはときに冷酷でなので、地位に関しては(恵まれなくても)やむを得ないと思う。(それは、誰もがわかっている気がします)。
しかし、「やりがいのある仕事ができない」「自分の能力を発揮できない」ということに関しては、納得しがたいことです。
人間というのは、給料だけのために働いているわけではないからです。
では、どうしたら、やりがいのある仕事や、自分の能力を発揮する場を得ることができるのでしょうか。
正解は一つではありませんが、自分をPRすることが大事な要素だと思います。(多くのSEの皆さんは苦手でしょうね)
でも、iPS細胞の山中教授の本を読んで、少し驚きました。PRすることは大事とは薄々感じていたのですが、どれくらい大事かというと、いい実験をするのと同じくらい大事というのです。「僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書)」には、「研究者にとっていい実験をするのは非常に大切。でも、それは半分。それと同じくらい、自分のやった結果をどのように伝えるか、どう議論するか、どう講演で発表するかが大切だといいうことです」とあります。
島耕作シリーズで有名な弘兼憲史さんも著書の「男子の作法」(SB新書)の中で、「アピールしなければ伝わらない」というタイトルで、松下電器で希望の部署に配属するためや、漫画家としてデビューするときもアピールを考えたと述べられています。
SEでいうと、技術を高めていい仕事をすることと同じくらい、社内や社外に自分の実力をPRすることが大事ということではないでしょうか。
私が資格をたくさん取得したことは、自分をPRすることに役立ったことは間違いありません。たとえいくら私がネットワークの技術に秀でていたとしても、上司や人事、お客様がそれを知らなければ、仕事を任せてくれません。出版社が無名の私に本を書かせてくれたのも、たくさんの資格に裏付けられた技術があると理解してくれたこともあるはずです。
資格には、多くの皆さんが苦手とする自分をアピールすることをかなり効果的に代行してくれるという利点があるような気がしてなりません。
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