親戚のおじさんである島専務が、就職する島耕作に仕事について語っている。
「おまえの一番苦手なタイプの人間が隣の席に座っているかもしれない そういう人間とも一緒に仕事をしなければいけないんだ それが社会だ」
これ、本当にそうなんです。学生のうちは、嫌いな人とは無理して付き合う必要もない。嫌なサークルやバイトなら辞めればいい。でも、社会人はそうはいかない。毎回辞めるわけにもいかないし、どこにいっても、嫌な人はいる。
「1つの組織に死んだいい人は少なくとも3人はいる」というのが、(言葉は悪いですが、)私の先輩の名言(?)です。そういう人が上司だったりすれば、一緒に仕事するしかない。
SEという仕事も同じだと思う。人間関係を完全にシャットアウトすることはできない。コンピュータに向かう時間が長いかもしれないが、上司やお客様は絶対に存在するわけで、そういう人とうまくやっていくのがサラリーマンの務め。なんか、寂しくなりますね・・・・
そして、この本では、出世のノウハウを享受してくれる。たとえば、
・新入社員で上司のグチをいうような連中とは群れをさない。
・「周囲から嫌われている部長クラスの人間がいたらそういう奴にこそ自分から近づいていけ」
意図は、反面教師として、そして、(嫌われているにもかかわらず出世したので、
)優れたところを参考にする。
・「ゴルフをやれ」
意図は、「上の人に名前を覚えられるいい機会になる」
私は、どれも守れていない気がする・・・。そして、出世は全くできなかった。
でも、だからといって不幸だとも思っていません。(負け惜しみに聞こえるかもしれませんが)