SE100人に聞いたシステムエンジニアの仕事 - 仕事内容とその魅力

SE(システムエンジニア)100人に聞いたアンケート結果を中心に、SEの仕事内容の実態やSE"あるある"話を紹介します。

カテゴリ: 2.SEあるある

SE(システムエンジニア)の仕事は比較的地味である。
「比較的」という表現を使ったが、場合によっては「かなり地味」である。
システムをのことを真剣に考え、ときに遅くまで必死に働くが、あまり報われないものである。
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画像: 全部やり直しで、徹夜決定のSE(システムエンジニア)

加えて、その働き様、成果が見えにくい。
だから、以下のような不満がないだろうか
 - がんばっているのに評価されない 
 - やりがいのある仕事を与えてもらえない(雑用的な仕事ばかり)
 - 心の満足が無い
 - 仕事での成長が無い
 - 肩書きのある役職につけない
 - 結果的に、自分に自信がない

この状況を打破するにはどうするか。  

「ワンランク上のSEになろう」  
ワンランク上のSE(SEあるある_左門至峰より)
周りのSEよりも秀でればいい。加えて、そのことを周囲に認められればいいのだ。「彼はすごい」と。

そうすれば、いい仕事と与えられるし、賞賛を得られる。
いい仕事ができれば自分の心を満たすこともできる。 
盛り上がりに欠ける毎日から脱却できる。 

しかし、ワンランク上のSEになるというのは、意外に難しい。
というのも、自分でコントロールできない部分があるからだ。いくら仕事をがんばってやっても、それだけのチャンスをもらえないと、その力が発揮できない。
また、どれだけ優秀でも、その優秀さを周りが気が付かない場合もあるのだ。

ではどうしたらいいのだろう……   

私が出した結論の一つは以下である。 

 「有名資格を取ること」  

そんなこと?と思うかもしれない。
しかし、この効果は絶大だ。 

具体的には情報処理技術者試験の論文試験であるプロジェクトマネージャやシステム監査技術者、ITストラテジスト、システムアーキテクト、ITサービスマネージャの5つの資格だ。特に前半3つの知名度は高い。

しかも、合格に必要な勉強時間は驚くほど短く、試験は簡単。
なのに、周りの評価は異常に高い。 
加えて、資格の勉強を通じて、仕事における大事な力が付く。知識だけでなく、論理的思考、段取り力、文書力、本質を見極める力、などである。 

また、難関資格に合格することで、みなぎる自信がわいてくる。 
「僕はプロジェクトマネージャに合格したんだ」という自信である。 

加えて、名刺に資格を入れれば、なおさらである。
名刺交換でさえも楽しくなる。  
FortiGateを勉強する女性SE (20) 

でも、試験は簡単なわけがないですよね。  
そういう誤解が多い。論文試験は簡単なのである。
現に、文系卒の若手女性も簡単に受かっている。
しかもとても短い勉強時間で合格しているのだ。  

論文は苦手というか、論文なんて書いたことが無いというSEもたくさんいるだろう。
でも、この試験の論文なんて、メールを3通書く程度と考えてもらったらいい。
日頃のメールや報告書レベルの文章力で受かる。

そんなことを皆さんにお伝えしたかった。
そこで出来た本が以下である。
  
絶対わかる論文問題攻略法
日経BP社
2015-07-30
左門至峰
1,890円

情報処理技術者試験の中で、難しいといわれるITサービスマネージャ、ITストラテジスト、システムアーキテクト、システム監査技術者、プロジェクトマネージャの論文問題を攻略するための副読本である。

7月30日発売で、予約販売受付中。
今までに無い斬新な本ですので、ご期待ください!

左門 至峰

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SE(システムエンジニア)の仕事は、つらいことばかりではなく、うれしいこともたくさんあります。
以下の本で書くことができなかった、SEのうれしいときを紹介します。



■■■仲間が助けてくれるとき
SE(システムエンジニア)もサラリーマンであるから、常に競争にさらされている。
お客様との交渉、社内での出世競争、ライバル企業との競争……。
生きるか死ぬかの戦いだから、義理人情といった浪花節や、きれいごとでは済まされない面もある。
だから、手柄のためなら嘘や仲間を売ることも平気な人や、責任を人になすりつけたりと、嫌な思いをすることもあるものだ。
机の上のものを全てひっくり返したくなるようなときもある。
でも、仕事だからしかたがないだろう。

しかしである。
SE(システムエンジニア)に限って言うと、仲間を助ける温かい人が多いと思う。
しかも、助けた本人には何のメリットもないようなことでも、夜遅くまで、ときには徹夜で助けてくれる。
ドラマ「踊る大捜査線(フジテレビ)」の和久さんの言葉を借りると、
「俺は仲間は裏切らねぇって決めてんだ」
という気持ちを持って仕事をしているのだろう。

お礼をしようとしても、「当然のことをしたまで」という。
「せめてビール一杯くらおごらせて」と言っても、「その気持ちだけで十分だよ」と言ってくれる。
本当にかっこいい。
イラスト:先輩SEが仕事を助けてくれて感激するSE(システムエンジニア)- Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事
画像: 先輩SEが仕事を助けてくれて、感激するSE(システムエンジニア)

また、「志高く 孫正義正伝 完全版」には、「たとえば、たかが五〇〇億円やそこらで友情を裏切ったら、しょせんその程度の人間なんだ。そういう人間にぼくはなりたくない」と述べられている。

私は、こんなセリフを言う自信は無い。


■■■たとえわずかでも、革新的な仕事をしたとき
 竹中平蔵さんは、著書の「竹中教授のみんなの経済学」にて、「IT革命は経済の取引コストを限りなくゼロに近づける『革命だ』」「「ITにはビジネスや企業のコンセプトを変えると共に全く新しいライフスタイルを確立する可能性があるのです」と述べている。
竹中教授のみんなの経済学

 産業革命は、工場制手工業から工場制機械工業に変化しただけではない。それに伴って社会をも変化させた。IT革命も、社会を変えてしまうほどの変化をもたらしている。
ITによるコミュニケーションの希薄さなどの問題もあるが、やはり世界がつながり、コミュニケーションの選択肢が増えたと思う。また、チャンスが広がった。小さなつぶれそうな商店がインターネットで全国に販売して生き返ったり、バイオリンをしたいという夢をあきらめていた人が、インターネットでサークルを探したり、遠隔医療、TV電話など、遠隔医療によって医者が少ない街であっても高度な診療が受けられたり、世界中の情報を集めてより高度な研究が進むなど、世界がとても広がった。我々はそのような人々をつなぐお手伝いができる。最高の仕事である。

「さきの東日本大震災において、グーグルによる消息情報検索サービス「Person Finder」が開始されたのは、地震からわずか2時間後。まだ余震が続く中でのサービス提供だった。」(「社長 島耕作の地球経済学 クラウド&ソーシャルビジネス基礎編」より)
社長 島耕作の地球経済学 クラウド&ソーシャルビジネス基礎編 (KCデラックス)

 SEはシステムを作る仕事です。小さいことで言うと、システム導入により、今まで8時間かかっていた仕事が7時間で終わるようになる。もっと進むと、1週間かかっていた仕事が3日で終わる。このようにお客様に喜ばれる仕事をするというのはうれしいものです。
 また、もっとすごいことは、今までできなかったことができるようになったことだと思います。インターネットによる世界とのコミュニケーションであったり、世界とのTV電話、個人商店が一気に大きな売り上げを達成できたりすることです。
 一人のSEが大きな革新的な仕事をしているわけではありませんが、我々SEの力が合わさって、大きな革新につながっていると感じます。


■■■厳しいお客様にほめていただくとき
 近所の定食屋でお金を払うときに、「とってもおいしかったです。また来ます」と店のおばちゃんに言うと、「ありがとう。そう言ってもらえるのが一番うれしい」と満面の笑みで喜んでもらえた経験があります。「こんなことが一番うれしいこと?」「ほかにもっとあるやろ」と突っ込みたくもなりますが、おばちゃんの本心だと思います。一所懸命作ったご飯を、喜んで食べてくれる。そして、ご飯を食べたお客様から賛辞をいただける。これは最高の喜びだと思います。
 このことは、どんな仕事でも当てはまるでしょう。SEの仕事は楽ではありませんが,幾度も試練を乗り越え完成し、そしてお客様から感謝のお言葉をいただけることがあります。「こういうシステムが欲しかったんだよ」「休日出勤がなくなってみんな大喜びだよ」などなど。SE冥利につきる。
 特に厳しいお客様にほめられると嬉しいものです。「パソコンなんていらない」と言っていた人が、「俺の無理な要求にも嫌がらずにがんばってくれた」と言ってもらうことがあります。嬉しさで今までの苦労が吹き飛びます。
イラスト:厳しいお客様がSE(システムエンジニア)を珍しく褒める- Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事
画像: 厳しいお客様にほめてもらうSE(システムエンジニア)


■■■お客様から温かい言葉をもらうとき
SE(システムエンジニア)として仕事をしていると、トラブルはつきものである。
ときに、お客様先で長時間作業することも場合がある。
必死で作業をしていると、なんと、お客様から温かい言葉とともに、コーヒーの差し入れをいただくことがある。これはとても感動する。
同時に、こんなにいいお客様に迷惑をかけてしまっている自分の力不足がくやしくて、情けなくて、涙があふれそうになる。

君塚良一さんの著書「『踊る大捜査線』あの名台詞が書けたわけ」(朝日新聞出版)には、「人の人生を変えてしまうほどの力を持つのが“言葉”なのだ」とある。厳しい言葉をいただくことが多いが、温かい言葉をいただけるのはうれしいものである。
お客様から温かい言葉にジーンとくるSE(システムエンジニア)- Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事
画像: お客様から温かい言葉にジーンとくるSE(システムエンジニア)


■■■莫大な残業をしたあとの、給料明細をみるとき
SE(システムエンジニア)の仕事は、残業が多くて有名です。ごくまれにですが、全く休まずに仕事をし続けることもあります。その時の月給は、100万円近くになることもあるでしょう。
莫大な残業をしたあとの、給料明細を楽しみに見るSE(システムエンジニア)- Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事

画像: 莫大な残業をしたあとの、給料明細を楽しみに見るSE(システムエンジニア)


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■■-----------------------
【SE100人に聞きました】 
調査方法 : インターネット調査(マクロミルモニタを利用)
調査対象 : 全国20〜59歳のシステムエンジニア
調査時期 : 2013年12月
有効回答数 : 103サンプル
■■----------------------- 
 
順位項目票数 
1仕事の成功・達成感44■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
2お客様からの感謝・信頼22■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■
3技術力の向上11■■■■■■
■■■■■
4良いアイデアの発見3■■
5その他6■■■
■■■
6なし17■■■■■■■■■
■■■■■■■■

以下が、SE(システムエンジニア)の生の声である。

1.仕事の成功・達成感
・システムが滞りなく動いているとき(39歳男性)
・ユーザー様のシステムが稼働した時(32歳男性)
・ユーザに使用して貰った時(49歳男性)
・スケジュール通りに仕事が終わった時(35歳男性)
・効率よく綺麗に出来上がったとき(43歳女性)
・無事リリースできたとき(36歳男性)
・開発したシステムが稼動をはじめ、安定してきた時(35歳男性)
・自分が構築に関わったシステムが世の中に出てきて動いているのを目にするとうれしく感じました。(31歳男性)
・システムが納期通りに稼働したとき(50歳男性)
・システムが安定した時(40歳男性)
・サービスインを向かえたこと(40歳男性)
・ユーザが毎日のように使ってくれる時(56歳男性)
・顧客の要求を正確に実装できた時(40歳男性)
・設計したシステムが完成して想定どおり動作したとき(51歳男性)
・システムが稼働したとき(44歳男性)
・自分の作ったシステムが問題なく稼動したとき(52歳男性)
・難易度の高いシステムが運開したとき(40歳男性)
・自分の関わったシステムを使用している人をみたとき(45歳男性)
・難しい案件がリリースできた時(42歳男性)
・動いたとき(36歳男性)
・ユーザーの希望通りのものが納品できたとき(39歳女性)
・辛い開発作業を終えて、本番リリースで正常に稼働した瞬間。(49歳男性)
・自らプログラムを作成し、その機能がしっかり動いたとき(24歳男性)
・無事運用できた時。(51歳男性)
・プロジェクトがうまくいったとき(37歳男性)
・原因不明のバグが解決した時、設計したプログラムがきちんとバグなしで動いた時(31歳女性)
・開発した商品を店頭で見たとき(25歳男性)
・自分の手掛けたシステムが稼働して、誰かの役に立っていること(47歳男性)
・自分の作った画面、帳票が世の中で使用されているのを見たとき。(31歳男性)
・システムがうまく動いたとき(36歳男性)
・アプリケーションが自分のイメージ通りの動きをしたとき(44歳男性)
・システムが動作したとき(48歳男性)
・デザイン通りに構築できた際の達成感(50歳男性)
・自分たちが作ったプログラムが 有名企業で使われていること(25歳女性)
・予定通りのサービス開始(48歳男性)
・PJが無事に終了した時(33歳男性)
・技術的問題を解決できたとき(35歳男性)
・チームでプロジェクトがうまくいったとき。(30歳男性)
・トラブルが無く予定通りにシステムを納入出来た時。(29歳男性)
・システム移行プロジェクトが成功した。成果物のドキュメントが完成した時。(39歳男性)
・システムの本番立ち上げを終え、安定稼働し始めた段階の達成感。(53歳男性)
・大規模システムが稼動した時(50歳男性)
・自分の書いたプログラムがインターネットに公開された時に非常に嬉しかった(54歳男性)
・システムが立ち上がったおとき(53歳男性)


2.お客様からの感謝・信頼
・ありがとうと言われたこと(36歳女性)
・顧客から感謝された時(45歳男性)
・お客様のお客様から「素晴らしいシステムですね」とお褒めの言葉を頂いたと聞いたときは、心底うれしかった。(58歳男性)
・ユーザさんに喜んで使ってもらえた時(45歳男性)
・お客様の有難う(55歳男性)
・お客様から指定で仕事を依頼されたとき(44歳男性)
・無事に動きお客さまが驚かれたとき(54歳男性)
・お客様に感謝されたとき(44歳女性)
・お客さんに喜んでもらえたとき(39歳男性)
・エンドユーザーが感動してくれたとき(52歳男性)
・ユーザーにありがとうと言われた時。(51歳男性)
・○問題解決を行っていて、解決した時
 ※特に解決策が見出せない時に、色々試行錯誤した結果、解決できた時
 ○お客様から感謝された時(38歳男性)
・お客さんが喜んだ時(52歳男性)
・顧客がシステムをありがたく思ったとき(53歳男性)
・システムがリリースした後、安定稼働し始めた頃、はじめてエンドユーザ様より感謝のメッセージをいただいた(43歳男性)
・難しい課題に対して自分なりの解決策でクリアしソフトを利用する方が喜んでいる声を聞いたとき(37歳男性)
・感謝されたとき(42歳男性)
・あなたのおかげでいいシステムができたと言われた(29歳女性)
・作ったシステムでお客様から仕事が楽になったなどと言われた時(37歳男性)
・ありがとうの感謝(37歳女性)
・ありきたりですが、顧客に信頼されたとき(47歳男性)
・困っていたことが解決できたと言ってもらえたとき。(34歳男性)

3.技術力の向上
・ITの知識が普段からつくようになった(43歳男性)
・雑誌やネットなどで流れている専門用語がわかるようになった(33歳男性)
"・パソコンに詳しくなる
いろんなプログラムが組める(42歳女性)"
・だれも分からなかった障害の原因を突き止めたとき(45歳男性)
"・安定した運用が維持でき、社内でもその評価を受けた時。
また障害発生時、迅速に復旧対応を完了させる事が出来た時。(49歳男性)"
・作成したプログラムが正しく稼動したとき。(43歳男性)
・設計、設定した機器が思い通りの通信ができたとき。(34歳女性)
・新しい技術を使ってシステムの実装が完了したとき(42歳男性)
・新しい手法を取り入れ、品質向上が出来た時(38歳男性)
・トラブルを解決した時(39歳男性)
・処理速度が上がった時。(43歳男性)

4.良いアイデアの発見 
・設計の発想が湧いてきたとき(57歳男性)
・問題を解決するためのアイデアが閃いた時(48歳男性)
・商談で客と話をしていて新しいアイデアが閃いた時、その実現方法を考えてワクワクしたことがある。(56歳男性)

5.その他
・月給を100万円近くもらった時(42歳男性)
・仕事がタイトで睡眠不足が続いていたときに、飯ものどが通らなかった。そんな状態である日、昼食時に同僚とカラオケBOXで大発散したら、午後から頭がさえて仕事がはかどった。(50歳男性)
・上司の予想を上回る成果を上げたとき(27歳男性)
・力仕事が少ない(42歳男性)
・お客様に頼られたとき(37歳男性)
・問題解決がが楽しい(31歳男性)

6.特になし
・特になし(41歳女性)
・心労だけが残るばかりで、嬉しいと感じたことはない。(51歳男性)
・仕事には特に感情は持ち込まない(29歳男性)

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SE(システムエンジニア)の仕事は、つらいことばかりではなく、悲しいこともたくさんあります。
以下の本で書くことができなかった、SEの悲しいときを紹介します。



■■■見積もり額が鶴の一声で一瞬で減らされるとき
SE(システムエンジニア)の仕事は開発をするだけでなく、工数の見積もりも大事な任務である。
正確な工数を見積もり、そして会社に利益をもたらさなくてはいけない。大事なミッションである。

そこで、SE(システムエンジニア)はシステム開発の工数見積もり、物品費や保守費などを見積もり、総額の原価を営業担当に提示する。
しかし、受注をとるためには値段を下げる必要があると言われ、開発工数(人件費)を大幅に減らされることがある。
苦労して作った見積もりが一瞬で減額されることに落ち込むSE(システムエンジニア)- Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事
画像: 苦労して作った見積もりが一瞬で減額されることに落ち込むSE(システムエンジニア)

ちっぽけなプライドかもしれないが、SE(システムエンジニア)は、ある程度の高い単金をもらって仕事をしているという自負がある。それを格安の工数にされてしまうと、「私たちの仕事の価値はその程度か?」と思えてしまう。一気にモチベーションが下がる。
それだけではない。格安で受注すると、リスク費用が無い。追加で物品を買ったり、協力会社での追加作業をお願いする必要もある。そういうことが出来なくなる。わずか100万円の外注するお金がないために、無理な設計になり、無駄にサービス残業をすることもある。
厳しい価格競争の世界は、なんとかならないものだろうか。


■■■趣味を聞かれて、パソコン以外に答えられない自分に気が付くとき
SE(システムエンジニア)は、仕事が忙しくなると、会社とコンビニと家の3か所しか行かなくなる。
毎日、その3か所の往復である。

しかしそれは、仕事が忙しくなくても同じだったりする。
暇になれば、単に家でパソコンに向かう時間が長くなるだけかもしれない。

学生時代の仲間などと話をしていて、趣味の話になると、趣味がない自分に気が付く。
「えーさみしい」というリアクションを受けることもある。
趣味といえば、インターネット。
またはプログラムなど、パソコンがらみのものだ。
友達の、憐れな人見るような目を見ると、ちょっと悲しくなる。
イラスト:バーベキュー場にまでパソコンを持っていくSE(システムエンジニア)- Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事
画像: バーベキュー場にまでパソコンを持っていくSE(システムエンジニア)

参考であるが、私の趣味はというと・・・
「昔の音楽を聴いて、昔を懐かしみ、昔は楽しかったなーという思いにふけること」である。
この話をすると、「寂しい」と鼻で笑う人もいるが、「わかるわかる。それ、めっちゃ楽しい」と言ってくれることが多い。皆さんもどうです?


■■■嘘偽りの報告書を書いているとき
SE(システムエンジニア)の仕事をしている中で、お客様の指示通りにやったり、お客様のミスでトラブルになることもたまにある。
お客様の責任者から報告書を求められるのであるが、事実は書けない。お客様の非難になるからだ。
だから、嘘を書くのである。
でも、嘘を事実にするためのロジックが整理できないものだ。
そんなことを徹夜で議論して報告書を出し、さらにお客様に怒られる。

「システムをきちんと動くようにするのがSE(システムエンジニア)の仕事ではないのだろうか?」
「嘘をついたり、お客様にとりつくろうことが、SEの仕事なのか?」
「自分は一体何をやっているんだろう?」
と泣きたくなる。
イラスト:ミスを自分のせいにさせられて悲しむSE(システムエンジニア)- Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事
画像: ミスを自分のせいにされて悲しむSE(システムエンジニア)


■■■夜明け
「SEあるある」(技術評論社)の巻末アンケートにもあったが、トラブル続きや、終わらない仕事をしていて、夜明けというのはなにか悲しい。いろいろな意味がある。
世間は眠っているのに、自分は夜通し仕事をしているのであったり、時間ばかりが経過して仕事が進んでいないことであったりである。また、切りのいいところで仕事を終えて眠ろうと思っていたら、もうすぐ朝ということでまた仕事をしなければいけないというしんどさもある。
イラスト:徹夜しても終わらず、夜明けに悲しさを感じるSE(システムエンジニア)- Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事
画像: 徹夜しても終わらず、夜明けに悲しさを感じるSE(システムエンジニア)


■■■SEをやっていて、悲しくなったエピソード
「SEあるある」(技術評論社)の巻末に掲載した「悲しくなったエピソード」。ここで書けなかったものをいくつか紹介する。どれも、現場の悲しさが伝わってくる。

「1日誰とも話さないとき」(39歳男性)
 →人間の本来の生活はどうあるべきなんだろうか?
 
「メンバーが開発途中で連絡がつかなくなった時」(43歳男性)
 →私も、失踪したくなったことは一度ではない。「探さないで欲しい」と書き置きしたい気持ちも分かる。
 
「顧客の対応が二転三転どころか、ミーティングするたびに違うことを言いだして、いつまでたっても仕様をFIXできないこと」(51歳男性)
 →言う方の立場になってみたい

「プロジェクトが難航したとき、グループ会社の管理職が真っ先に自社の立場を主張し始めたこと。(パートナー会社の方がずっと誠実な対応だった)」(58歳男性)
 →皆が自社の都合だけを言ったら、プロジェクトはうまくいかない。

「システムが終焉を迎えたり、新しいシステムに入れ替わるとき」(31歳男性)
 →古きよきものが無くなるのは寂しいものだ。

「担当者はスマホで遊んでて仕事しないこと」(40歳男性)
 →恐らく、お客様であるシステムの担当者のことであろう。一緒に考えてくれたり調査してくれるお客様がいることも事実ではあるが…

「必死に調査してどうにか形にした仕様が、要件変更で全く使い物にならなくなった」(31歳女性)
 →無駄に終わると、それまでの時間と苦労が全否定されたような気持ちになる。つらい。
 
「さんざん打ち合わせを行ったのに、打ち合わせにない要望を後だしされたとき」(39歳男性)
 →そういう人、いる!
 
「システムより政治が重視されたとき」(48歳男性)
 →やりたくないパートナーと政治的な理由で組まされることがある。しかもその会社がの仕事の品質がありえないくらいに悪い。

戦略的というカッコいい名前の、単なる激安受注


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SE(システムエンジニア)の仕事は、つらいことばかりではなく、楽しいこともたくさんあります。
以下の本で書くことができなかった、SEの楽しいときを紹介します。



■■■上司がいなくて納期に余裕がある状態での残業
SE(システムエンジニア)の仕事をしていて、納期が迫って、追い詰められた状態の残業は地獄でしかない。
でも、慢性的に残業が多いSE(システムエンジニア)の現場ではあるから、そういう追い詰められた状態ではないときもある。
納期がかなり先であったり、ドキュメントを整理するだけの仕事での残業もあるのだ。
その状態で、上司がいなかったら、パラダイスである。サービス残業なのか勤務なのか曖昧な時間になってくれば、仲間SEでわいわい騒ぎながら仕事をする。話し込んでいたらいつのまにか終電だったなんてこともあるが、めちゃくちゃ楽しい。
よき仲間と語らうのは、本当に楽しい。

■■■出張先で、現地のおいしいものを食べるとき
SE(システムエンジニア)の仕事場は、オフィスやデータセンターがほとんどである。
だが、たまに、遠方に行く仕事がある。お客様の支店や営業所、工場などにシステム導入する場合だ。
旅行をそれほどしないSEが多いと思うが、現地のおいしいものを食べるのは楽しみである。とてもいい仕事だ。

観光ではなく仕事で行っているわけだから、有名店まで車に乗って出かけるほどの余裕はない。お客様先やホテル、駅の近くで店を探すことになる。
とはいえ、ご当地の名産のレベルは高い。
そのすばらしさに感激する。
ちょっと前に、香川県坂出駅構内にあるうどん屋にふらっと入った。
駅のうどん屋だから、たいしたことないとたかをくくっていたが、大間違い。
あまりのおいしさに驚いた。
しかも安い。
駅のうどん屋でこのレベルだとすると、有名店に行ったらどれくらいうまいのかと思わずよだれが出てくる。
さすが本場のプロだな~と思う。

一方、我々もSE(システムエンジニア)として、ITのプロである。
「さすがSE! その技術力に驚いた」 そう言われるようになりたいものである。

イラスト:パソコンを直せずに、嫌味を言われるSE(システムエンジニア)- Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事
画像: パソコンを直せずに、嫌味を言われるSE(システムエンジニア)

■■■成長する楽しみ
楽しみにはいろいろあると思う。お客様に喜んでもらうこともそうだし、仲間とわいわいさわぐのもそうだ。すきなことをとことんやるのも楽しい。

その中で、一つ、「成長する楽しみ」というのもあると思う。
知識が増えたり、できなかったことができるようになったり、人として成長したりすると、とても楽しい。
それに、たとえ半歩ずつでも成長していると、夢があるのだ。もしかしたらもっとできるようになるかもしれない、憧れの人のようになれるかもしれない、そんな楽しみなのだ。

この楽しみは、とても楽しいだけではない、社会にも役に立つし、周りからの共感というか信頼も集めることができる。
この楽しみがあるというのは、いいことだと思う。

■■■トラブルシューティング

「不謹慎だが、正直言ってトラブルシューティングは楽しい(58歳男性)」

SEアンケートにあったコメントであるが、分かる気がする。
SEの技術力を試せるし、お客様がお困りであって、それにお答えできるという醍醐味だろう。

だが、簡単に解決できることばかりではない……
電話越しでのサポートは、結構イライラする。サポートセンターの人の忍耐力はすごいなーと思う。
電話にてパソコンの設定サポートをするSE(システムエンジニア) - Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事
画像: 電話にてパソコンの設定サポートをするSE(システムエンジニア)

■■■仕事以外でパソコンに触れるとき
 

仕事以外でパソコンをするのと、仕事中にパソコンをするのは違うものだ。
仕事のプレッシャーが無いので、パソコンの本当の楽しさを改めて感じるときがある。

特に、友達の家のパソコンや旅先にてパソコンを触るのは最高に楽しい。
SEであるから、仲間の中ではもっともパソコン操作には詳しい。
素人の友達の前でブラインドタッチを見せたら、あまりの速さに驚かれることになる。

軽いヒーローである。

■■■休みの計画を立てているとき

SEは休みが取りにくい仕事で、休みであってもときに呼び出されます。だから、休みと言っても本当の休みではないともいえます。

それでも!
休みの予定を入れて、計画をたてるときはとても楽しくて、ウキウキします。

■■■女性がいる職場で打ち合わせをするとき
SE(システムエンジニア)の世界は男社会であり、女性と触れ合う機会が少ない。
お客様も、責任者とお話するような場合には男性が多いし、お客様が情報システム部である場合は、やはり男性が少ない。とても寂しいことである。
仕事は真面目にやるのであるが、大学キャンパスで女子大生の中を通ってIT課で打ち合わせるというのは悪くない。

また、女性の受付がいらっしゃる会社は、笑顔でお迎えしていただけるため、それだけでSE(システムエンジニア)はモチベーションが上がる。仕事をさぼるのではない、心がちょっとウキウキする、勤務中であっても、それくらいはいいのではないかと思う。

また、お客様に女性がいる場合もある。男社会で、女性に免疫ができていないSEは、態度が露骨に変わる人もいる。
人間としてどうかと思うこともあるが、多少のことはセーフかなとも思う。
女性だと態度を変えるSE(システムエンジニア)- Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事
画像: 女性だと態度を変えるSE(システムエンジニア)

■■■ランチ
SE(システムエンジニア)が勤務するIT企業は都心であったり、大都市での仕事が多い。
顧客先であったり、データセンターであったり、協力会社などに行く場合も、やはり都会が多い。
大阪であれば新大阪駅前にIT企業がたくさんある。全体的に高立地なところにあり、田舎での仕事は比較的少ない。
好立地であることから、打ち合わせでは取引先のきれいなビルを見たり、流行りのランチを食べることができるのがSE(システムエンジニア)の楽しみである。

それと、やはりこき使われ、ハードな仕事をしているから、息抜きのランチはうまい。

 「日本人なら知っておきたい仏教 (KAWADE夢新書)」(河出書房新社)には、「「禅僧たちは、食事をいただく前に「五観の偈[ごかんのげ]」という言葉を唱える」と述べられており、その中の2つ目の意味は「自分の行ないがありがたい食事を受けるにふさわしいかを考える」である。



SEから仏様に言わせていただくとすると、「十分働きました。たくさんいただきます!」という感覚である。
食事をいただくのにふさわしい働きをしたSE(システムエンジニア)- Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事
画像: 食事をいただくのにふさわしい働きをしたSE(システムエンジニア)


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■■■SEという"人材"を軽視する上司
「お前の代わりなんていくらでもいる」
「人件費こそ削減すべきと思う」
「SEなんて必要なときに外から買えばいい」

こんな発言を平気でする人がいるようだ。
SE(システムエンジニア)の方にアンケートを採ったのであるが、このようなセリフに落胆したとあった。
たしかにそうだろう。

SEを人材という財産ではなく、物として扱う。また、設備やソフトなどには平気でお金を投資するが、人件費は削ろうとする。その価値観にがっかりする。仕事のモチベーションはがた落ちだ。
女性SE成子

しかも、こういう人に限ってケチなんです。
部下にコーヒーを差し入れするなど、絶対にない。
おごってくれる人がいい人ではないけど、下衆な人でさらにケチだとなぜか腹が立ちませんか?


■■■茶とSEは絞るほど出る
江戸時代には、「茶と百姓は絞るほど出る」と言われていたそうだ。なんともひどい。
SE(システムエンジニア)に対しても、同じように考えている不届き者がいる。

しかし、SE(システムエンジニア)は人間であって、お茶ではない。
なのに、SEを同じように考えて、絞るほど出ると思っている上司や顧客が、たまにいる。
これは、本当にいるのだ。

仕事がパンパンで100%を超えていても、120%、150%と仕事を要求してくる。
いったい、SE(システムエンジニア)に、どれだけ働かせるつもりなのか。
イラスト:絞れるだけお茶を絞る元SE(システムエンジニア)だった老夫婦- Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事

画像: 絞れるだけお茶を絞る元SE(システムエンジニア)だった老夫婦

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■■■休暇中に、会社からの電話
SE(システムエンジニア)の仕事は、忙しさに波がある。プロジェクトの納期前はとても忙しくなり、休みがあまり取れない。でも、たまの休日があるからこそ、その日を目標にがんばれるのである。
SE(システムエンジニア)にとって、忙しい日々を過ごした中での休みは最高である。めちゃくちゃリフレッシュできる。しかし、そんな休日に会社から電話がかかってくる。
2,3回は無視する。「あー気が付きませんでした」でごまかせる。
でも、着歴がすべてうまるほどしつこくかかってくるときがある。
せっかくの休日が台無しである(悲)。

■■■他人に迷惑をかける
システムエンジニア(SE)の仕事をしていて、ミスをするのは落ち込むものである。加えて、そのミスにより、大事な仲間や善良なお客様に迷惑をかけてしまうと、皆様に顔向けできない。
SE(システムエンジニア)の皆さんに「あなたが落ち込んだ仕事でのミスは?」というアンケートを採る中で、こんな意見があった。

自分の手違いで修正するために他の人にも手伝ってもらった(42歳男性)

関連すべての社員を休日出勤させてしまったこと(28歳男性)

社員向けの年度ごとの進路アンケート・調査の回答をDBから消してしまったことがあります。しかも、全員が終わっていたわけではなく、調査期間の途中だったので、別のテーブルを作り直し、社員全員に再度、同じアンケートに答えてもらうよう、人事を通してお願いしました。(46歳女性)

技術に自信があったから、本番システムを直接改修していたところ、プログラムのミスで利用者のパスワードを全部消してしまった。仮パスワードを急いで設定し、メンバーにお願いして、手分けしてお客様に電話をしてもらった。(31歳男性)
自分のミスのせいで、先輩たちに電話で謝罪をしてもらうはめになったSE(システムエンジニア)- Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事
画像: 自分のミスのせいで、先輩たちに電話で謝罪をしてもらうはめになったSE(システムエンジニア)

■■■遠隔地なので、リモートで設定をしていて…
「リモート接続していたサーバーがシャットダウンしたとき」(29歳女性)


リモート設定していたサーバが再起動し、あわてふためくSE(システムエンジニア)- Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事
画像: リモート設定していたサーバが再起動し、あわてふためくSE(システムエンジニア)

■■■世界観が違い過ぎる若手SEと仕事をするとき
今の若い人はいい人が多く、要領もいい。若手SE(システムエンジニア)も例外ではなく、本当に頭がいいと思う。そして、真面目な人が多いかな。でも、たまに理解できない人がいるが……。
イラスト:電車賃が無いという理由で、現場に来なかったSE(システムエンジニア)- Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事
画像: 世界観が違い過ぎる若手SE(システムエンジニア)との仕事

■■■さらに壊してしまうとき
SE(システムエンジニア)の仕事はITのプロフェッショナルな仕事である。であるから、一般の人であったり、ITに詳しくない人から、システムを直してほしいとか、パソコンを直してほしいという依頼を受けることがある。

パソコンショップなどで、パソコンの修理に出すと、トラブルになるのを避けるため「万が一の場合は、データがすべて消えてしまう可能性がありますが、いいですか?」との説明を受ける。さらに、承諾したことの署名を求められる。さすがに仲間内でこのような行為はしないので、親切心から積極的に修復を試みる。

最近のOSではあまりないが、以前のOSでは、修理をしているうちに、OSが起動しなくなってしまったり、さらに壊してしまうことがあった。そうなると、依頼した人から強い非難をあび、捨て台詞も吐かれる。「どうしてくれるんだ」「もうお前なんかに二度と頼まない」などと。
仕事ではなくプライベートでも怒られてしまうのである。SE(システムエンジニア)はナイーブなので、へこむ。

その場をどうしのごうか、謝り倒すか、大きな山場が待っている。

■■■他の人のシステムの責任をとらされるとき
異動などにより、仕事を引き継ぐというのは、SE(システムエンジニア)に限らずどの仕事でもあることだろう。
スムーズな引継ぎが理想であるが、そうでないことも多い。
ときに、無責任な前任SE(システムエンジニア)が適当なシステムをつくり、後任の自分が、責任を含めて引き受ける場合がある。
単なる技術的な内容であればまだしも、ドキュメントがそろっていないと、何がなんだか全く分からない。
むちゃくちゃなシステムほど、ドキュメントがほとんど無い傾向が強い。

異動先に連絡して、前任SEに教えを乞うても、忙しいなどを理由にしたり、当時の不満をぶつけられたりして、良い情報が得られないことが多い。

または、無理な納期や低予算で無理やり作らされたシステムがあり、激務で前のSEが、ダウンしてしまった場合は大変である。
大混乱の中でバトンを渡されるのである。逆に開き直ってできる面もあるのだが、SEは責任感が強いので、やりあげなくてはいけない。
こんな仕事は本当にきつい。

ただ、こういうのはいつもなわけでもない。
乗り切った満足感もある。
成長できるいいチャンスであることもある(苦笑)。
そう思って前向きに仕事するしかないのかもしれない。

■■■バックアップからの復旧が上手くできなかった時
SE(システムエンジニア)の仕事をしていて、バックアップからの復旧作業というのはよくある。
ハードがぶっ飛んだときに、新しいハードにバックアップデータを移行するのである。また、自らデータを消してしまったりしたときであったり、調子が悪いから初期化してバックアップデータから復旧するなんてことは、SE(システムエンジニア)の仕事ではよくある。

しかし、バックアップに関してへこむことがある
あると持っていたバックアップが取れていなかった
バックアップは取れているが、復旧に失敗する。(つまり、取れていると信じていたバックアップが失敗していた)
バックアップしているから、安心というか、壊れてもすぐに復旧できると信じている自分がいるのだ。
でも、それが取れていないとか、復元に失敗するというのは、目を疑う。
 「なんでエラーになるの?」 

失敗ということは、作業を全部やり直し。これは計り知れないショックだ。
バックアップソフトへの怒りは最高潮に達する。
イラスト:バックアップソフトにキレるSE(システムエンジニア)- Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事
画像: バックアップソフトにキレるSE(システムエンジニア)

だめと分かっていても、何度もバックアップからの復旧を試みる自分がいる。バックアップソフトへの怒りをぶつけていても、もう一度バックアップソフトを走らせるときは「バックアップソフトさん、よろしくお願いします」と頼み込むのである。

■■■終わるまで帰れない状況で、終わらないとき
SE(システムエンジニア)の仕事をしていて、トラブルであったり、納期が過ぎてしまっているシステム構築をしているときがある。
そんな場合、終わるまで帰らせてくれない。
さらに、仕事やトラブルが終わる気配もない場合がある。
本当にへこむし、逃げたくなる。
イラスト:終わらないと帰れない状況で、一からやり直しになったSE(システムエンジニア)- Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事
画像: 終わらないと帰れない状況で、一からやり直しになったSE(システムエンジニア)

■■■無駄に長い会議に参加させられるとき
SE(システムエンジニア)は会議があまり好きではない。というか、パソコンやネットができない環境はあまり好きではない。
話ベタだからという人も多いだろう。

それだけではない。会議が無駄に長いのである。
会議の目的は何か? それを明らかにしない会議が多い。
例えば、定例会がいい例で、最近の近況や状況を報告する。
それをどう活かすかも決まらない。
報告だけならメールでいいだろう。

会議の目的はやはり意思決定だと考えている。
国会の会議も一見無駄に見えるが、意思決定の場としては必須である。
その目的を再認識すれば、会議のやり方もかなり変わると思う。例えば、資料はその場で説明するのではなく、事前に各人が読んだ上で参加するのは当然である。

 とはいえ、現実の会議はそうではない。
 すべて先延ばしにしたり、あいまいなまま何も決めずに終わったりする。
 「働きマン1(講談社)」では、「会議で話されていることの7割が無意味だ」という主人公 松方弘子のコメントと、こぶ平編集者の「さまざまなこと それの7割は無意味だ いや訂正 意味などそもそもなくてもいいのだ」という言葉が妙に納得できる。
働きマン(1) (モーニングKC (999))
会議よりも、早くパソコンに触れて作業がしたい。

■■■仕事が全くできない人が出世するとき
他人のことや、人事(ひとごと)は、気にならないとは言いながらも、少し気になる。
仕事ができない(全くできない)人がなぜか上に気に入られて出世していく。
これはよくある。 

少しへこむ。
人事は「好き嫌い」といったもので決まることもある。
立ち回りのうまい人が上がっていくこともある。まあ、仕方がないのではあるが……。

ポイントは、そういう人事を見て、自分のモチベーションを落とさないことである。それと、そういうできない人が自分の上司にならないように何度も祈ることだ。


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■■■下請けSEが強気な態度に出るとき
SE(システムエンジニア)の仕事をしていると、「お客様は神様」であるから、いろいろな厳しい要求にこたえていかなくてはいけない。力関係から、仕様にないこともねじ込まれたり、無理やり「やれ」と言われることもある。

システム構築の仕事は、土木建築と同じで、いくつかの会社が一緒に作る。お客様の無理強いに答えるために、下請けである協力会社に対応を依頼すると、強気な態度で来られることがある。

上から怒られ、下からは強気に言われ、ナイーブなSE(システムエンジニア)は、結構へこむ。
 お客様と下請けのベンダに強気に出られてつらい立場のSE(システムエンジニア)- Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事

画像: お客様と下請けのベンダに強気に出られてつらい立場のSE(システムエンジニア)

「そんなこと言わないでよー」と思ってしまう

■■■技術が分からなくて、全く相手にされないとき
仕事をする上で、周りに優秀なSE(システムエンジニア)が多いのはとても頼もしい。
だが、自分が若手で未熟者のときに、何もできない自分にショックを受けることがある。
お客様に、自分が説明しても、質問は横にいる先輩SEに質問をするなんてことはよくあることだ。

社内でも、新しい仕事を任されたり、異動して新しい配属先になると、一から勉強になる。打ち合わせでも意見を聞かれることもなく、会話からも干され、完全に無視される。
無視はきつい…。

たまに、会議の議事録の参加メンバーからはずれていたり、PJの体制図からも自分の名前が消えていたりする。

そんな中、唯一与えられた仕事が、物を運んだり、買い物に行ったり、電話に出ることであったりする。でも、SE(システムエンジニア)の仕事ではなく、その程度の仕事までも間違え、慌てて走り回っている。自分が嫌になる。

じゃあ、開き直って早く帰ればいいのか。実はそうでもない。何も仕事をしていなくても自席にいる必要があり、みんなの仕事が終わるまで帰れない。
遠方から友達が遊びに来たとしてもである。「たまには飲もう」ということになっても、その場からぬけだすことができない。仕事らしいことは何もしていないのだ。
なんともせつない。
仕事が一人前になって、時間管理を自分でできるSE(システムエンジニア)になりたいものだ。
イラスト:電話対応もロクにできず、先輩に嫌味を言われたSE(システムエンジニア)- Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事
画像: 電話対応という仕事さえもロクにできず、先輩に嫌味を言われたSE(システムエンジニア)

■■■上司が徹夜大好き人間のとき
SE(システムエンジニア)の仕事にトラブルはつきもの。
そんなトラブルなどで、ゴールが見えない仕事をするときがある。
どうせなら早く切り上げて帰りたいと必死でトラブル解決に努力する中、横で奥様に「今日は会社に泊まるから」という電話をしている上司がいる。

トラブルというのは、その日に全て直るとは限らない。メーカーやベンダなどのサポート時間が終わっているため、徹夜してできることは案外限られているのだ。
だから、早く帰って仕切り直しでやった方がうまく進むこともある。このあたりは仕事の価値観なので、どちらが正解とういものではない。

しかし、単純に「徹夜大好き」という上司がいる。
これは、本当につらい。
イラスト:がんばれば終電に間に合う時間なのに、奥様に徹夜する連絡をする上司- Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事
画像: 徹夜大好きの上司にへこむSE(システムエンジニア)

吉越浩一郎氏の「デッドライン仕事術」では、「自分の仕事は効率が悪いということを自覚していないというより、『効率』という概念自体を持っていないのではないかとさえ思う」「『なんでそうまでして早く帰らなきゃならないんだ?』と首を傾げている人は少なくないのではないか」と述べられている。


当然、プログラムや設計書を書き続けて残業になる場合もあるが、効率的に仕上げて早く帰る、または、帰らせるという考えを持っていない人もいる。
これは特に年配の上司に多いかもしれない。
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「今日の分が終わったので帰ります」というと
「明日の分もやれ」と言われたことがあります。
帰らせてくれません。
結果的に、朝からいきなりタバコ部屋で休憩するSEが増えることになる。

■■■「飯食う時間はあるんだな」
トラブルになると、徹夜で夜通し作業をすることもあるのがSEの仕事。お客様がお困りであるから、必死の作業だ。
でも、人間だから眠たくなるし、お腹も空く。少しは休憩しないと、作業効率が悪くなる。トラブル時はお客様に見えないようにこっそりと仮眠(というか、限界になって記憶が飛んでいる)をしたり、コンビニでおにぎり等を買って食べる。
とはいえ、トラブルの未解決状態が何日も続くと、たまにはふつうに定食屋でご飯を食べることがある。それをお客様に見つかり、この言葉を発せられると、心に突き刺さる。
お客様はトラブルでお困りなので、「飯食う時間があれば、対処しろよ」と思われる気持ちはよく分かるだけに、つらい。

■■■理不尽に怒られ、なおかつ謝罪文まで書かされるとき
下僕(奴隷)のような扱いをされるときがある。たとえば、ビルの停電によるシステムダウンがあり、そのおかげでデータが飛んだ。(予算の関係でUPSなどを設置していない、)そんな状況でも怒られることがあり、なおかつ全部直せ、損害賠償だと怒鳴られる。八つ当たりの説教を、我慢して聞いていて、お客様にも落ち度が明らかにあるので、その点に触れようものなら、「なんだ業者の分際で」「なんだその顔は」となる。
イラスト:理不尽に怒られてるSE(システムエンジニア)- Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事
画像: 理不尽に怒られるSE(システムエンジニア)

■■■仕様が全く決まっていないのに、納期と金額だけが決まっている
仕様によって、開発コストは変わってくる。
当然、開発期間もである。
なのにである。SE(システムエンジニア)の仕事をしていると、「仕様が全く決まっていないのに、納期と金額だけが決まっている」なんてことがある。しかも、よくあるのだ(悲)。
仕様が決まっていないのに、作ってくれと言われて戸惑うSE(システムエンジニア)- Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事
画像: 仕様が決まっていないのに、作ってくれと言われて戸惑うSE(システムエンジニア)

■■■若手の偉そうな態度
元請けだったり、客であるという立場を利用して、偉そうな態度を取る若手を見ると、結構へこむ。

 自分のお父さんくらいの人を呼びつけ、頭を下げさせて、果たしてそれでいいのだろうか。
相手は若手の彼を見ているのではなく、会社を見ている。

しかも、依頼した彼にも大きな落ち度がある。
それを、「俺は客だ」という態度で何もかも正しいという考えは違う気がする。

彼の将来が心配だ。


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SE(システムエンジニア)の署名について、思うことがある。
それは、メールに署名を付けない、もしくは英語、または、情報がほとんどない署名(つまり、署名になっていない。たとえば以下)が多い。

//
Samon

理由はいくつか考えられる
・めんどくさい
・ごちゃごちゃしたのが嫌(メールをシンプルにしたいから、長い署名は嫌)
・連絡してほしくない(だから、電話番号を書きたくない)

中には、携帯電話番号まで署名にいれて、「何かあればお電話ください」というスタンスのSE(システムエンジニア)もいる。こんなSEであれば、是非とも一緒に仕事をしたいと思うが、そんなSEは少ないだろう。

署名を付けないSEに限って、メールのレスが遅かったりする。仕事をするうえで、急ぎで連絡を取りたいこともある。しかし、署名が無いから電話番号も分からない。とてもイライラするのである。

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SE(システムエンジニア)というのは、職人であり、不器用な人が多いと思っている。
なので、敬語が苦手な人が結構いる。
というより、敬語とかビジネスマナーをあまり知らないのだ。この点は、営業担当者にはまったくかなわない。

しかしなかには、敬語を使う気が無い人もいる。
年上だろうが上司に対しても、溜口なのだ。または、上司にも好き勝手言う。間違えれば指摘する。社会人としてどうかという意見もあるだろうが、それがSEという人物なのかもしれない。

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