SE100人に聞いたシステムエンジニアの仕事 - 仕事内容とその魅力

SE(システムエンジニア)100人に聞いたアンケート結果を中心に、SEの仕事内容の実態やSE"あるある"話を紹介します。

カテゴリ: 4.こんなときどうする

SE(システムエンジニア)の仕事において、仕様変更は最大の悩みである。それの対処方法の3番目である。

これは、お客様との見解の違いというか、意識違いをなくすためのものである。お客様が、そういう次元ではなく、ひっくり返してくる場合には通用しない。
SE(システムエンジニア)の皆さんの声は以下である。

「細かい事まで文章にして、口頭でも確認する(36歳男性)」
「確認事項を最後にお互い確認する(43歳男性)」
「細かなレビューポイントを設ける(41歳男性)」
「「そんなつもりで言ったわけではない」という状況を回避するために同じ内容を幾通りもの言い方で表現して相手に分かってもらう(51歳男性)」
「綿密な作業進捗の相互確認(49歳男性)」
「念を押して確認する(37歳男性)」
「決める時点で、考えられる点を説明。漏れていた場合は受諾する(51歳男性)」
「ユーザーの言葉をそのまま信じない(39歳男性)」

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できないと言えば、「やれ」と言われる。できないのではなく、「やります。その場合、これくらいのお金がかかります」と伝えるのである。
妥協点は、「○○円かかりますが、半分はこちらで負担します」という言い方で、こちらも努力していることを見せるテクニックもある。

SEの皆さんの声は以下。

「見積工数 + n% までは対応するがそれ以上は時間精算(35歳男性)」
「追加の費用を請求する(51歳男性)」
「期間と工数と、それに必要なお金の相談を持ちかける(37歳女性)」
「工数の見積もりをやり直し、リスクの説明と回避策の提示(42歳女性)」
「内容によっては、金額が上がることを説明し、納得してもらわねばならない(50歳男性)」
「納期が遅れるリスクや費用が別途発生するリスクを説明して、どちらを選択するかを選ばせる(34歳女性)」
「期限を切り、以降は議事録の有無にかかわらず仕様変更として有償対応する旨を契約に盛り込む(35歳男性)」

たとえ泣く泣く無料で受ける場合であっても、少なくとも費用提示はしたいものだ。相手も人間だから、「それだけの費用(人件費)を負担させているんだ」と思ってもらうことが、次の仕様変更の抑止効果になることであろう。
または、費用以外のデメリットを伝えるのもいいだろう。品質悪化になるとか、スケジュールが遅延するなのである。以下がその意見の例。

「日本ではできないので、海外(中国)に丸投げになりますが、よろしいですか?(46歳女性)」
「リスケ(30歳男性)」
「代わりに他の機能の一部を実装できないと言う(51歳男性)」

ただ、これらのやり方は、ときにお客様との関係を悪化させる場合がある。注意が必要だ。飲み込める程度のものは、気持ちよく無料で受けておく方が、トータルで考えるといいかもしれない。

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私は勉強不足で恐縮だが、これをやったことがない。でも、何人かの方がこう述べているので、実践されている人も多いのであろうし、これは有効な方法だと思う。
以下がSEの方の声である。

「曖昧さが残りそうな仕様については、要件定義の段階で必ずQA形式で顧客に確認をとり、文書で回答してもらう(37歳男性)」
「議事録+QA表 印鑑いり(52歳男性)」

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まあ、基本でしょう。でも、結構手間だったりする。

「プロトタイプを作って目に見える形で仕様決定する(51歳男性)」
「少しずつ見せながら開発してゆく(46歳男性)」
「アジャイル開発による、ユーザーストリー別での見積もり(54歳男性)」


女性SE(システムエンジニア)の成子 
話が全く変わりますが、WordやExcelは、バージョンが変わるたびに、ボタンの位置ががかりと変わります。ちょっとイラッとします。
目で見える確認は絶対にされているはずなんですが…

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リスク回避方法は?という質問には、以下のような意見がたくさんあった。

「現時点、回避できていない。こちらが折れてしまう(28歳男性)」
「ごり押しには何をやっても無駄(48歳男性)」
「これは、ユーザにはつきもので、どうしようもないが、どうにもならない場合は、こちらから手をひく(52歳男性)」
「ゴリ押しにも従うことが、長い意味でのリスク回避。拒否したって、後に響くから(50歳男性)」
「ない、というか、継続して仕事をもらうために、ついつい受け入れてしまう(48歳男性)」
「いろいろな手段を打ったがそれでも仕様変更するのであまり有効なものはない(44歳男性)」

これは、お客様との力関係(お金を払う立場と貰う立場)から、やむを得ないと思う。であれば、事前にそうなるつもりでリスク費というか、バッファを積んでおくのである。

私はこれが一番だと思う。お客様の仕様変更要望にはなるべく気持ちよく応じ、お客様への信頼関係を築いておく。そうしておくと、本当にやばいものは笑顔で断れたりもする。
以下がSEさんの声。

「20%程度のリスクをつむ(50歳男性)」
「ある程度を想定したバッファを積むこと(44歳男性)」

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何ですか?これ
いい言葉が思い浮かばなかったので、こうした。具体的には以下を確認してほしい。

【対お客様】
・お客様との良好な関係を築いておく。特にキーマンを押さえておくとよい。これは、飲み会が以外にバカにできない。結構重要だ。
・お客様に貸しを作っておき、ここぞというときには許してもらう
以下の意見もその一つであろう。
「頻繁にお客様とあう(24歳女性)」
「議事録を残し説得し、中間点くらいの着地点を目指す(32歳男性)」
「担当者と1:1での腹を割ったコミュニケーションをする(35歳男性)」
 →これは、担当者に信頼関係を作った上で、二人きりで話をし、本当に困っていることを伝えたり、折衷案で妥協してもらう交渉になる。

【対社内】
無理難題であっても、社内で費用支払の許可が出たり、メンバー追加、できるSEをアサインすることで解決できることもある。社内での交渉力を持っておくことや、助けてくれるよき仲間と信頼関係を築いておくことが大事だったりする。
これに関連する内容として、次の意見があった。
「社内、社外、客先問わず、ホウレンソウの徹底(40歳男性)」

【対ベンダ】
上記の社内向けのことは、ベンダや協力会社にも言える。こちらが困ったとき、一緒に泣いてくれたり、助けてくれる関係があるといい。

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最後は、回避方法ではない。少数意見である。回避できる可能性は未知数であるので、状況を見て対応してもらいたい。
SEの皆さんの声は以下である。

「客に資料を出させる(50歳男性)」
「正論を堂々と述べる(53歳男性)」
「有効ではないが、強気にいく(31歳男性)」
「どういう証拠を残しても、やはりお客様が強いので有効となる方法はなかった。争うつもりがあれば別だが(55歳男性)」
「運用でカバーする方針(31歳男性)」
 →仕様変更はせずに、別の代替え案で納得してもらうという意見である。お客様が納得してもらえるかであるから、あまり有効ではないかもしれない。

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「上司にはストレートに意見を言うべきか」と聞かれると、表向きには「Yes」と言ってくれる心の広い人が多いと思う。
著名な社長の本を読むと、「リスクがあっても勇気を持って意見する心意気を買った」というようなありがたい言葉がある。

しかし、現実はどうなのだろうか。
そもそも、なぜ現場のSEが意見を言うのか。
腹が立ったからではない。よりよいものをお客様に届けたり、いい仕事をするためや、改善をするためである。
しかし、上司からすると、自分の意見を否定されるように感じることもあるし、上司より部下のほうが優秀であれば、煙たいことであろう。

私はこれまで、リスクをかえりみず、何度か意見をしてきた。
反対するのではない、議論をしてよりよいものを作ろうと思ってである。
でも、成功だったかは疑問だ。多くは否定されるが、私の意見が受け入れられたときもある。
それでも、いろいろな意味で、その後を考えると、失敗だったと感じるときが多い。

皆さんは、どうされているだろう?
イラスト:上司にストレートに言うか悩むSE(システムエンジニア)- Copyright (C) viva-se.net システムエンジニアの仕事
画像: 上司にストレートに言うか悩むSE(システムエンジニア)

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